ドリフトボディ塗り講座!
22 August 2019 | 5:46 pm

講座!ってほど大それたもんじゃないと思いますが・・・

塗装依頼と同じくらい、てんちょーってどうやって塗ってるの?と聞かれることが多いです。

私自身は今まで色んな人に教わった方法を取り入れながら、

自分で一番うまく、早く塗れる方法でやっています。

美術系の学校行ってたわけでもないし、塗装業をやったことがあるわけではないので、

その筋の人から見たら稚拙な方法かも知れませんが、仕上がりにはみなさん納得してくれているようです。

 

塗装依頼が多くなるのは非常にありがたい事なんですが、自分で塗ってみると愛着が湧くし、

こういう作業面白いかも。と思う人も出てくるかも知れません。

今まで走らせるばっかりだったけど、作るのも面白いと思ってもらえればいいかな?と。

新しい楽しみが増えるのはいいことですよね。

 

というわけで、今回塗るボディを最初っから説明しながら塗って行こうと思います。

もちろんこれもお客様依頼品です。

 

まず、今回塗るボディと色の紹介。

パンドラRCの110マークⅡです。

ノーマル風の外観ですっきりした造形。こういう説明にはちょうどいいですね。

 

色はさんざん迷った挙句、これに決定。

パールの入った茶色っぽい色。

ということで、タミヤのパールクリヤーと同じくタミヤのコッパー。

これがメインカラーです。

 

これだけでも十分なんですが、やはり「裏打ち」をしないと透けてしまいます。

裏打ちはシルバーを塗ってから最後はブラック。

 

塗る順番は、

パールクリヤー

コッパー

シルバー

ブラック

となります。

 

最初に、作業工程をざっと説明します。

 

1.開封

2.ライン引き

3.洗浄

4.マスキング

5.塗装

6.乾燥

7.カット

8.組立て

9.ステッカー

10.電飾

11.フィッティング

 

ボディ塗りだけなら、9で終わりです。

今回は11まであります。

 

では1から順に行きましょう。

1.開封


袋開けるだけなので誰でも簡単にできます。

ここで、一応商品に不具合がないかチェックします。

よっぽど大きな傷や整形不良じゃなければ、塗りあがったらほとんどの場合奇麗になります。

ここで道具も準備します。

私が普段使うのはこれだけ。

・マスキングテープ

・京商ミクロンラインテープ(0.4mm)

・デザインナイフ

・カッター

・ハサミ

・ピンセット

・マッキー

・パーツクリーナー

 

ここで重要なのは、刃物類の手入れ。


カッター、デザインナイフの刃は必ず新しい物に替えます。

ここでケチるとロクなことになりません。

そして、刃をセットしたら、必ずクリーナーで拭きます。

もちろんハサミも。

刃には(新品ならなおさら)油分が付いています。

クリーナーで油分と汚れを落としてから作業します。

ここについている油分が、ボディに残ると色がうまく乗りません。

だいぶ前にお客さんが教えてくれました。

 

2.ライン引き

マッキーの細い方で、マスキングする部分に目印のラインを書いていきます。


ボディには保護フィルムがかぶっているので、表をどれだけ汚しても大丈夫です。

ウィンドウ、ライトは透明にするので当然マスキング。

窓枠を塗り分ける場合にはそこも。

パネルラインも入れる場合にはそのラインもマッキーで引いときます。

ここで、画像ではすべて黒マッキーを使っていますが、パネルラインなどは青とかの黒以外を使った方が

作業しやすいと思います。

パネルラインのマスキングに使う、京商のミクロンラインテープは黒いので、他の色の方が見やすいんですね。


目がいい人は黒でもOKです。

(もっと目が良い人はマッキーすらいらないかも知れませんが・・・)

 

3.洗浄

ボディって、どこのメーカーのどんな種類でも、確実に油まみれです。

いくら塗料の性能が良くても、そのままスプレーを拭くと絶対に失敗します。

なのでしっかり洗います。

専用の洗剤などではなく、普通の食器用洗剤でOKです。メーカーはどこのでも‥


それを食器洗い用のスポンジでゴシゴシ。

ここで注意するのは、表も洗う事。

塗るのは裏だし、表はどうせ保護フィルムなんですが、手で触っている内に表の油が塗装面にも付いちゃうんですよね。

というわけで、塗らない面も洗います。

ついでに言うと、マスキング中は顔や頭がかゆくなっても我慢してください(笑)。

どうしても我慢できないときは、手を洗ってから作業再開です。

そのくらい、油分には気を付けます。

途中でお菓子たべるとかもダメですね~。

食べたら手を洗ってください。

洗い終わったら、水分をふき取ります。


自然乾燥はダメです。水垢が残って塗りあがった時に模様が出来ちゃいます。

キッチンペーパーで最後の一滴までふき取ります。

 

4.マスキング

いよいよマスキング開始。

まずは窓から。

窓枠の塗り方は色々ありますが、「今回は」裏から黒で塗ります。

黒で塗るので、最後に塗る裏打ちのブラックでいっしょに塗っちゃいます。

やりかたはこんな感じ。

最初に透明に残す部分をマスキング。

 

その上に、黒を塗りたい部分をマスキング。

 


ここでメインの色を塗り、シルバーを塗って、窓枠部分のマスキングをはがして最後に黒を塗る。

実際に塗った時にもう一度説明します。

 

で、おんなじ要領ですべての窓をマスキング。

 





ちなみに、裏から塗ると艶ありですが、表から塗る方法もあります。

その場合には、裏からの窓枠用マスキングは要りません。

艶消しで塗る場合には、すべて塗り終わった後、保護フィルムにカッターを入れて、塗りたい部分だけフィルムを

剥がします。そこに表から色を吹きます。

保護フィルムをマスキングテープ替わりに使う感じですね。

ただ、保護フィルムはとても薄く、粘着力も弱い(というかほぼ無い)ので、良く切れるカッターで上手く切らないと

余計なところまで剥がれて後々面倒なことになるかも・・・

カッターに慣れてない方は裏からマスキング、もしくはステッカーが簡単でいいかも知れません。

 

窓のマスキングが終わったら、こんどはライト。と、フロントグリル。

 



はい、終わり。

 

マスキング貼りは、テクニック云々というより、ゆっくりでもいいから丁寧に。という感じです。

マスキングテープはなるべく重なっている部分を少なくした方が刃が通りやすく、失敗しにくいと思います。

そして、重なった部分は爪でしっかり押さえてください。指でいくら押さえつけても、重なった部分の隙間は残ります。

そこから色が入ってしまいます。

コツは、一か所重なるたびに爪で押さえ、次の箇所に行くようにします。

全部終わってからまとめて爪で押さえよう~と思っていても、必ずどこか抜けます。

何か所も色がはみ出すと、修正が大変です。

(色がはみ出しても、溶剤を使えばきれいに落ちるので絶望しないように)

 

次はパネルライン引き

この作業、嫌いな人多いですよね。

たしかに面倒な作業ではありますが、うまく行ったときは気持ちいいです。

ラインテープにも色々な種類がありますが、私が良く使うのは京商のミクロンラインテープ0.4mm。

テープの幅が0.4mmという細目のやつです。

他には0.7mm、1mmなどがあります。

太い方がまっすぐな線は引きやすいですが、カーブが貼りづらい。

急カーブでもピタっと貼れるので作業しやすい(あくまで個人的な意見ですが)ので、私は0.4を使っています。

あとは、メインの色によって変える方もいますね。

暗めで濃い色だとある程度太い線の方がいいかも知れません。

細いとすぐにフニャフニャしちゃって難しいかもしれないので、最初は0.7くらいからやってみるといいと思います。

ただし、0.4だろうが1.0だろうが、普通のマスキングテープと違って伸びやすいです。

少し強く引っ張ると伸びます。

そして、時間が経つと縮みます。

つまり、カーブとかをピン!と引っ張りながら貼りつけたり、デコボコ部分を引っ張りながら貼りつけても、

塗ってる最中に浮いてきたりします。

なので、ミクロンラインテープを貼るコツは、なるべく引っ張らないこと。です。

「貼る」というより「乗せる」に近いですね。

スッ、スッと「乗せて」行って、垂直に押さえていきます。

全部押さえ終わったところで、指でスーッとなぞって完了。

角の部分は爪など硬い物でしっかり押さえます。

今回のボディはやたらとラインが多かったですね・・・

やっぱり4ドアの方が多い傾向です。

 






5.塗装

ようやく塗装です。

実は、ボディ塗りの(ドリフト系は特に)作業の大半はマスキングです。

つまり、ここまでうまく出来てれば、あとは意外とサクサク終わります。

「上級者向け」の別体パーツがいっぱいあるのはここからが大変ですが、

このボディはほとんど無いので、塗りさえしっかりしてれば奇麗に仕上がります。

 今回の色は、最初に塗るのは「パールクリヤー」。


と、塗装に入る前にもうひと手間。

せっかくきれいに油分を落としたボディも、マスキング作業でずいぶん触ってしまいました。

そこで、塗る直前にパーツクリーナーで一通り塗装面をふき取ります。

キッチンペーパーにクリーナーをしみ込ませ、「軽く」全面を拭きます。

ティッシュペーパーは使わないでください。

どうしてもティッシュから出る埃が付いてしまいます。

キッチンペーパーがベストだと思います。

ふき取りは、なるべくラインテープやマスキングテープを触らないように、ラインに沿って拭いていきます。

拭き終わったら、ラインやマスキングが浮いていないかチェックして、いよいよ最初の一吹きです。

 

この最初の一吹きが一番重要。

5~60センチくらい離して、「ふわっ」と吹きます。

当然、ほとんど色が付きません。

直接吹き付けるというより、「降らせる」くらいの感じです。

最初はこれくらいがいいと思います。

「砂吹き」ってやつですね。

直接ブシューってやると思いっきり色が付きますが、実は角の部分は意外と入って行かないんです。

奥まったところや、出っ張ってるところには色が付かず、面の部分だけ色が付きます。

砂吹きをすると、そういうところにもしっかり塗料が乗って、ムラになりにくいです。

最初の一吹きは、砂吹きで2~3回に分けて。

これで下地はOKです。

出来ることなら、ボディを直接手で持たないほうがいいです。

(最初にカットしないのはそういう理由です)

色によっては(メタリック系とかは特に)手の温度や静電気でムラになります。

置いて吹くか、塗装しない部分を持って吹きます。

 


さて、今日はここまで。

マスキングが終わったら、下地を塗って第一段階終了です。

下地され塗っておけば、マスキングやラインテープが浮いてくるのを防いでくれます。

 

次回もお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 


チェリーレッド
21 August 2019 | 6:09 pm

R31HOUSEのガイア。
チェリーレッドでの塗装依頼品です。
目立ちそうですね〜

カチっとしててカッコいいですね。
200mm幅の割にボテッとしてない。
早く走ってるの見たいです。

T’sグランプリ告知!
18 August 2019 | 6:17 am

今月のT’s グランプリは8月25日(日)
10時からです!
開場は9時!

今回から各クラスのレギュレーションが変更になっているので、事前にご確認下さい。

ツーリング、Mシャーシ、レーシングトラックに参加の方は特にご注意下さい。








ラリークロス 、クラシックバギー、(旧オールドバギー)、F1クラスに関しては以前と同じですが、ご不明な場合はお店までご確認下さい。

コース改修後、初のグリップレース!
それでは、エントリーお待ちしてます!


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